30代も目前に迫った29歳。年齢をはじめ、女性特有のライフステージの変化などさまざまな心配ごとが出てくるため、転職するにも一歩を踏み出す勇気がいるでしょう。
結論からお伝えすると、29歳の女性であっても転職は難しくありません。求人のなかには未経験OKの職種もあり、30代に入ってからのチャレンジよりも選択の幅が広いため、キャリアチェンジも可能な年齢であるためです。
今回は、29歳女性の転職事情や、転職前に考えておきたい軸と対策、未経験にキャリアチェンジする場合のポイントなどを紹介します。未経験・スキルなしでも採用されやすいおすすめの職種にも触れているので、転職を迷っている方はぜひ参考にしてください。
- この年代の約4~5人に1人は、転職を成功させている
- 未経験へのキャリアチェンジは、最後のチャンスと思って臨む方がよい
- 転職先を決める際には、実際に働いている女性の口コミ・評判を参考にするのがおすすめ
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29歳女性の転職事情と傾向
まず29歳の女性が転職する背景や事情を見ていきましょう。29歳を含む20代後半では、約20%の人が離職している一方、約18%の人が入職していることから、約4~5人に1人が転職していることがわかります。
この年代の主な転職理由は「労働環境の改善」や「人間関係の改善」です。雇用形態については、約6割が正規雇用で働いている一方、約2割の方はパートや契約社員などの非正規雇用で労働に従事しています。年収の目安は360万円前後が多くなっています。
29歳女性における離職率
厚生労働省の「年齢階級別の入職と離職 令和3年1年間の入職率」によると、25~29歳女性の離職率は19.2%です。この年代の約5人に1人が、何らかの理由で離職していることになります。同年代の入職率は17.9%のため、離職した人のうちほとんどの人が転職していることがわかります。
引用:年齢階級別の入職と離職 令和3年1年間の入職率(厚生労働省)
上記のグラフによると、10代の離職率が最も高く、20代前半~後半と年齢を重ねるごとに離職率は低下する傾向にあることがわかります。
10代後半から20代前半のうちは、キャリアプランが定まっていなかったり、慣れない社会人生活に疲弊してしまったりと、自身の適性を模索する時期でもあることから離職率が高くなっています。
29歳を含む20代後半からは、自身の将来を見据えて、長く安定的に働きたいと考える人が増えることから、離職率も徐々に落ち着き始めます。そうした背景があっても尚、女性の約5人に1人が離職する理由としては「ライフステージの変化」が挙げられます。
結婚による引越しで通勤が厳しくなったり、妊娠・出産で育児に専念したりと、プライベートの変化により離職を余儀なくされるケースが考えられます。
また、一般的に30代に入ると転職が難しくなることから、20代のうちに転職しておこうと考える人もおり、それらの結果が19.2%という数字に表れていると推測できます。
29歳女性に多い転職する理由
厚生労働省の「令和5年雇用動向調査結果の概況」によると、25~29歳の女性の転職理由でもっとも多いのは「労働時間、休日等の労働条件が悪かった」です。そのほかの理由は次のとおりです。
年齢層 | 割合 |
---|---|
労働時間、休日等の労働条件が悪かった | 18.4% |
職場の人間関係が好ましくなかった | 14.8% |
仕事の内容に興味を持てなかった | 9.0% |
給料等収入が少なかった | 7.2% |
能力・個性・資格を生かせなかった | 6.1% |
会社の将来が不安だった | 3.7% |
29歳は、結婚適齢期である20代後半から30代前半に当てはまることから、多くの女性が結婚やその先にある妊娠・出産を意識しはじめる年齢です。そのため、将来的なライフステージの変化に備えて、労働環境を見直したいと模索する女性が増えてきます。
また、30代を目前とした29歳は最後の転職チャンスとも言える年齢です。「この先も長く働くなら、人間関係の良い職場がよい」や、「育児中でも助け合える人間関係・職場環境がよい」など、人間関係を重視して転職活動をする人が多いことも納得できる理由でしょう。
29歳女性の働き方の傾向
厚生労働省の「雇用の分野における女性活躍推進等に関する参考資料」によると、25~29歳の女性の就労形態は下記のようになっています。
年齢層 | 割合 | |
---|---|---|
正規雇用率 | 60% | |
非正規雇用率 | 全体 | 約18~19% |
パート・アルバイト | 約12~13% | |
派遣社員 | 約3% | |
契約社員 | 約3% |
約6割の女性が正規雇用として就業している一方で、約2割の女性はパート・アルバイトや派遣社員、契約社員などの非正規雇用として働いています。
正規雇用率は20~24歳から徐々に上昇しはじめ、25~29歳でピークを迎えます。その後は、年齢とともに緩やかに下降していくため、30歳前後を目安にライフステージの変化などにより働き方を見直す女性が増えると考えられるでしょう。
29歳女性の平均年収
国税庁の「民間給与実態統計調査結果」によると、25~29歳の平均年収は360.7万円となっています。19~39歳までの年代のなかで、25~29歳の年収が最も高くなっているのは、先に紹介した働き方による影響が大きいでしょう。つまり、正規雇用率が高いことが平均年収の高さに影響していると推測できます。
年齢層 | 平均年収 |
---|---|
19歳以下 | 115.9万円 |
20~24歳 | 256.5万円 |
25~29歳 | 360.7万円 |
30~34歳 | 353.1万円 |
35~39歳 | 347.5万円 |
20代前半は社会人経験が浅く、見習いのようなポジションですが、20代後半からは会社の利益を生み出す即戦力として期待されることから年収が上がります。これらの役割の違いが、そのまま年収の違いに現れていると言えるでしょう。
ただし、これはあくまで平均年収です。同業種の転職するか、または未経験の業種・業界を希望するのかによっても年収は変わります。
同業種の場合は、現職と同じかそれ以上の年収が期待できますが、未経験の職種・業界の場合は新人扱いになるため、年収が下がる可能性が高いことを留意して転職活動に臨む必要があります。
29歳女性が未経験に転職するのは遅くない理由
結論からお伝えすると、29歳の女性でも未経験の職種・業界に転職するのに遅いことはありません。その理由は下記のとおりです。
性別関係なく29歳という年齢をフラットに見た場合、社会人歴が6年以上あり、ビジネスマナーなどの基礎はもちろん、仕事のやり方やコミュニケーションの取り方といったプラスアルファの能力も身についているのが29歳という年齢です。
20代後半のなかでもより即戦力としての可能性を秘めていることから、転職市場におけるニーズが高い年齢でもあります。そのため、「女性だから難しい」ということもなく、未経験でも興味がある分野があれば、積極的に転職活動を行ってみることをおすすめします。
30歳で転職を考えるよりは選択肢が多い
20代前半では、入社後の伸び代を重視するポテンシャル採用が主流に採用が行われます。20代後半からは。ポテンシャル採用が徐々に減り、入社後に即戦力になることを期待される『即戦力採用』にシフトしていきます。
そして30代からはポテンシャル採用がほぼなくなり、即戦力採用が主になるため、未経験の職種・業界への転職は20代後半がギリギリとも言えるタイミングになるのです。
30代になっても、業界によってはポテンシャル採用により未経験OKのケースもあります。しかし、20代よりも圧倒的に数は少なくなるため、キャリアチェンジを望む場合は「もうすぐ30歳だから」と考えるのではなく、選択肢が少しでも多いうちに転職活動に励む方がよいでしょう。
未経験OKかつ手に職がつく仕事もある
厚生労働省の「若年者雇用を取り巻く現状」によると、中途採用の選考で重視する項目は、「実務経験」に次いで、「コミュニケーション能力」や「熱意・やる気」が多くなっています。
29歳で未経験の業種・職種への転職は厳しいと思われるかもしれませんが、20代であるうちはまだ柔軟性が高いとみられます。社会人としてのベースはしっかりできているうえで、特定の企業文化に染まりきっていないため、自社に適したな人材に早期に育成できる可能性を評価されるケースも多々あります。
特に狙い目なのが、未経験でも採用されやすいITエンジニアや介護福祉士、学校事務など、手に職を付けられる仕事です。29歳の転職でこうした職種を選んでおけば、ライフステージの変化などにより一旦職を失ったとしても復職しやすいでしょう。
人手不足により女性の求職者ニーズも増加傾向にある
帝国データバンクの「人手不足に対する企業の動向調査」によると、正社員・非正社員ともに人手不足の割合は増加傾向にあります。
業界別では、IT企業が該当する「情報サービス業界」や「建設業界」、インバウンドによる需要が好調な「旅館・ホテル業界」の人手不足が深刻になっています。
このなかでも特にITエンジニア不足に悩む「情報サービス業界」においては、DXによる堅調な需要拡大により人手不足が今後も長引くことが見込まれています。
いずれの業界においても人手不足感が課題となっており、働きたくても働けない女性の現状を踏まえて、女性活躍推進法といった法律が制定されるなど、女性が社会で活躍する働きかけが行われています。このことからも女性求職者のニーズが高まっていることがわかります。
働き方や価値観の多様化などにより転職回数がネガティブにならない
一度入社したら、定年まで勤め上げる時代とは異なり、現在では転職することが普通の時代になっています。29歳の場合、複数回転職をしていたとしても社会人経験が短い20代前半のそれとは違い、「根性がない」「すぐに辞めるのでは?」といった心配もされにくい傾向にあります。
むしろ2~3回程度の転職回数であれば、「複数の企業に勤めたことで経験値が高い」とみなされるケースもあります。
ただし、転職理由と積み上げた実績を見られる点には注意しましょう。過去の転職の経緯に相応の理由がなければ、企業も採用しづらくなります。加えて、スキルも実績もない場合はなおさら厳しい目で見られるため、小さくても何か積み上げてきた実績がないか深掘りしておく必要があります。
29歳女性に考えてほしい転職の軸と対策
29歳の女性が転職の際には、次のような軸に沿った対策を取る必要があります。
転職の視点 | 転職成功のポイント | |
---|---|---|
キャリアプランから考える | 同業種でキャリアアップを図る場合 | ・これまでの経歴と習得してきたスキルを十分に活かせる即戦力としての魅力をアピールする ・現在の環境・役職を捨ててまで別会社に移りたい理由を明確にする |
未経験の異業種にキャリアチェンジする場合 | ・教育体制が整っている会社を選ぶ ・異業種を選択した理由を明確に言えるようにする | |
ライフプランから考える | 結婚のタイミング | ・結婚による生活の変化が落ち着いてから転職する ・キャリアプランを明確にしておく |
出産・育児のタイミング | ・育児が落ち着いてから転職する ・出産 ・育児を予定している場合は、早めに行動する | |
復職のタイミング | ・やむおえない事情があるなど、転職理由を工夫する |
29歳女性が転職する際の大きな軸として、「キャリアプラン」と「ライフプラン」があります。そこから細分化して、転職に際しては「キャリアアップ」と「キャリアチェンジ」があり、女性はライフステージの変化が訪れる可能性があるため、これらの軸を抜きにして転職は語れません。
大まかにこの2つのどちらを優先するかは、それぞれの考え方によって異なりますが、たとえば結婚のタイミングで転職をする場合、転職と結婚を同時に行えば大変なことを一気に済ませられるかもしれません。しかし、忙しさにより気持ちに余裕がなくなり、仕事も結婚生活もギクシャクすることが予想されます。
そのため、結婚に限らずライフプランを軸に考える場合は、プライベートの状況が落ち着いてから転職活動に取り組むのがおすすめです。
キャリアプランから考える転職の軸と対策
キャリアプランとは、仕事や働き方に関する将来設計です。将来的に理想とする働き方や業務内容における計画を立て、その計画に沿って転職の方向性を考えます。
年齢や性別関係なく責任のある仕事を任されたい、出世したいというキャリア志向の人がいる一方で、出世とは無縁の場所でゆっくり仕事をしたいという人もいるでしょう。
キャリアプランを考える際は、あくまで自分自身がどうしたいかに耳を傾けます。一般論に傾倒してしまい、本来望む形とは違うキャリアプランを掲げてしまうと、転職活動に成功したとしても、仕事を含めたその後の人生が苦しいものになってしまう可能性があります。
キャリアプランに一律の正解はないため、まずは自分自身と向き合い、仕事に対する考え方や姿勢、社会との関わり方などを深掘りし、理想のキャリアプランを計画してみましょう。
同業種でキャリアアップしたい
現職の職務内容に不満はないけど環境を変えたい、ステップアップしたいと考えている場合は、次のポイントを意識して転職活動を行いましょう。
- 転職先の会社の選び方:現職で不満に思っている点を満たせる企業を選ぶ
- 面接対策:より活躍できる環境に身を置きたいなど、ポジティブな内容を伝える
- 転職後の働き方:これまでの経験やスキルを活かしたうえで、転職前と転職先の企業の良いとろころを融合させ、企業に新たな発想をもたらせるようにする
キャリアアップを目的に転職する場合、特定のポジションを募集している求人に応募するのがおすすめです。もしくは、「管理職“候補”」など、将来的なポジションが確約されている求人に応募するのがよいでしょう。
同じ業種で別の企業に転職するということは、現在の職場に何かしら不満を抱えているケースが多いはずです。転職理由では、その不満をストレートにぶつけてしまうと、他責思考の強い人と捉えられるリスクがあります。そのため、転職の直接的な原因がネガティブなものであったとしても、成長志向に見られるようにポジティブに言い換えるようにしましょう。
たとえば、「頑張っても評価されない」ことが不満である場合は、「成果に応じた評価を求めている」という意思を伝えます。企業からすると「つまり成果を出す自信がある」と映るため、前向きに捉えやすくなります。
未経験の異業種にキャリアチェンジしたい
30代になると、ポテンシャル採用はなくなると言っても過言ではありません。つまり、29歳はキャリアチェンジの最終チャンスとも言える時期です。このチャンスを活かして、29歳で異業種にチャレンジする場合は、次のポイントを意識しておきましょう。
- 転職先の会社の選び方:教育体制が整っている会社を選ぶ
- 面接対策:興味を持ったきっかけや前職で得た知識・スキルとの親和性の高さなど、熱意を持って伝える
- 転職後の働き方:「見習い」のつもりで知識やスキルをいち早く吸収できるよう尽力する
29歳からまったくの異業種にチャレンジするのは簡単ではありません。そのため、興味のある業種に飛び込むのもよいですが、現職との親和性の高さも考慮すると、異業種でも採用されやすく転職後の仕事にも慣れやすいでしょう。
たとえば医薬品の販売スタッフから、医療品メーカーの営業に転職するなどです。ほかにも営業職など、職種を軸として業界を変えるのもおすすめです。親和性の高い業種であれば転職理由も考えやすく、さらに採用側も納得感を得やすいため、転職成功率が上がることも期待できます。
ライフプランから考える転職の軸と対策
結婚適齢期のど真ん中にいる29歳の女性は、結婚をはじめ妊娠・出産などのライフステージの変化の渦中にいる人や、近々変化を迎える予定がある人も多いでしょう。そのため、29歳が転職考える場合には、女性に訪れるライフプランも考慮しなければいけません。
結婚のタイミングで転職を考えている場合は、転居先からの通いやすさやパートナーとの生活リズムの合わせやすさなども転職理由の一つの軸になるでしょう。
妊娠・出産のタイミングで転職する場合は、産前・産後休暇や育児休業など、育児に関する制度やサポートを受けやすいかもポイントです。
結婚による転職への影響
厚生労働省の「令和5年雇用動向調査結果の概況」によると、各年代で結婚を機に転職を決めた女性の割合は次のとおりです。
年齢層 | 割合 |
---|---|
19歳以下 | 0% |
20~24歳 | 1.6% |
25~29歳 | 5.3% |
30~34歳 | 2.7% |
35~39歳 | 1.2% |
40~44歳 | 1.3% |
結婚は新生活のはじまりであると同時に、新たな環境の訪れでもあります。その変化になれるまでは、私生活の疲れにより作業効率が落ちるなど、仕事にも影響が出てしまう女性もいるでしょう。一方で、新生活のスタートに気持ちにもハリが出て、やる気が向上し、仕事の効率が上がるケースもあります。
前者の場合は、環境に慣れないうちに無理に転職してしまうと、結婚生活も仕事もうまくいかないという最悪の事態になりかねません。そのため、プライベートが落ち着いてから転職するのがおすすめです。
また、結婚のタイミングで転職する場合は、今後のライフイベントを見据えた会社選びが重要です。代表的なのは出産・育児でしょう。産前産後休暇や育児休業制度の取りやすさ、復職のしやすさ、時間勤務など柔軟な働き方ができるかは非常に重要です。
また、将来的に出産・育児を考えている場合は、ワーキングマザーが働きやすい制度・サポートが充実しているかどうかもチェックしておきたいポイントです。転職先となる部署やチームに、産休・育休から復職した先輩社員がいると心強いでしょう。
出産・育児による転職への影響
厚生労働省の「令和5年雇用動向調査結果の概況」によると、25~29歳の女性で「出産・育児」を理由に転職した女性の割合は1.4%です。
年齢層 | 割合 |
---|---|
20~24歳 | 0.3% |
25~29歳 | 1.4% |
30~34歳 | 5.2% |
35~39歳 | 2.6% |
40~44歳 | 3.7% |
厚生労働省の発表によると、第一子を出産する平均年齢は30.9歳です。上記を見てもわかるとおり、このタイミングで転職をする人が多く、パートやアルバイトを含め、妊娠・出産は働き方を考えるタイミングでもあります。25~29歳においてはその割合が少なめですが、同様の理由で転職を決意する人もいるでしょう。
妊娠・出産を控えている場合は、この先一定期間の休業を余儀なくされることから、企業側も積極的に採用しづらいのが本音です。そのため、子どもがある程度大きくなり、安定的に稼働できる基盤が整ったタイミングで転職活動をはじめるの人も多いです。
復職タイミングによる転職への影響
育休中に配置転換されたり、雇用形態の変更を求められるなど、復職のタイミングで転職を検討する女性も一定数いるでしょう。この場合は、復職してからでは身動きが取りづらくなるため、育休中から行動するのがおすすめです。
ただし、企業によっては育休中に転職する人に対して良くない印象を抱くケースもあります。自ら言い出す必要はありませんが、質問されたら「仕事と育児の両立が難しかったため」など、やむおえない事情により転職活動をしていることを伝えましょう。
転職先に選ぶのは、転職を考えた直接的な理由となる原因をカバーできる企業です。たとえば、時短勤務を希望しているのにフルタイムでの勤務を強要された場合は、時短勤務やリモートワーク、フレックスタイムでの勤務が可能な企業を探すといった具合です。