28歳女性の転職は難しくない!未経験の仕事を始めるポイントやおすすめの転職方法

28歳女性の転職

「結婚や出産・育児など、将来的なことを考えると30代に突入する前に転職しておく方がよいかな」

「転職するには最後のチャンスになるだろうし、ここで転職しておこうかな」

このような考えから、28歳という年齢で転職を決意する女性もいるでしょう。ここで不安になるのは年齢ですが、28歳は社会人経験、ビジネススキル等が身についていることから転職市場で価値の高い存在として見られます。また、安定的な稼働が見込める場合は、女性であっても問題なく転職できるでしょう。

今回は、28歳女性の転職事情や、転職前に考えておきたい軸と対策、未経験にキャリアチェンジする場合のポイントなどを紹介します。未経験・スキルなしでも採用されやすいおすすめの職種にも触れているので、転職を迷っている方はぜひ参考にしてください。

この記事のまとめ
  • 約4~5人に1人が離職しており、そのほとんどが転職している
  • 5年以上社会人経験があるため、転職市場では重宝される
  • 転職先を決めるときは、女性社員のリアルな口コミを参考にするのがおすすめ
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本記事は有料職業紹介(許可番号:13-ユ-317136)の厚生労働大臣許可を受けている株式会社ドットアイが制作しています。

目次

28歳女性の転職は難しくない理由

結論からお伝えすると、28歳女性の転職は難しくありません。その理由は下記のとおりです。

28歳の女性においては、ライフスタイルの変化による転職活動への影響を懸念される方もいるかもしれませんが、いずれの企業も人手不足に困窮しているため、5年以上の社会人経験を持つ人材は重宝される傾向にあります。

さらに28歳はこれまでの社会人経験から即戦力として期待しやすいため、転職市場においては企業のメインターゲットに据えられやすい年齢です。そのため、28歳女性であっても転職のチャンスは十分にあると言えるでしょう。

5年以上の社会人経験は企業に重宝される

社会人歴5年以上を持つ28歳は、基本的なビジネスマナーに加えて、即戦力で活躍できるスキルを持つ人材として転職市場で重宝される年齢です。

新卒から同じ企業で働いてきた場合は、忍耐力・継続力があり、専門的なスキルを持っている人材と見られます。一方で、これまで転職をしてきた場合であっても複数企業を渡り歩くなかで、さまざまな文化や働き方に柔軟に対応してきたことを推し量れるため、新たな風をもたらしてくれる人材として受け入れてもらえやすいでしょう。

育成コストがかかりづらい人材は需要が高い

20代前半は社会人経験が少なく、また採用においてもポテンシャルを重視することから、ビジネスマナーをはじめとした社会人としての教育が必要です。

一方で、28歳はこれまで勤務してきた企業で「社会人として」の教育は済んでいるため、20代前半と比べて教育にかけるコストが少なく済みます。

未経験の業種・職種の場合は、その仕事特有の教育が必須になりますが、同業他社に転職する場合は業務遂行における共通部分が多いため、より教育コストを削減できます。

企業としては、時間も費用も教育にかかるコストが少なく、即戦力になってくれる人材がありがたいのは明白です。そのため、28歳女性であっても転職は難しくないと言えるのです。

多くを求めなければ未経験で就ける職もある

厚生労働省の若年者雇用を取り巻く現状」によると、中途採用の選考で重視する項目は、「実務経験」に次いで、「コミュニケーション能力」や「熱意・やる気」が多くなっています。

実務経験が求めらるのは多かれ少なかれありますが、そればかりではなく「コミュニケーション能力」や「熱意・やる気」があれば、未経験でも転職できることが窺えます。

引用:若年者雇用を取り巻く現状(厚生労働省)

28歳で未経験の業種・職種への転職は厳しいと思われるかもしれませんが、20代であるうちはまだ柔軟性が高いとみられます。社会人としてのベースはしっかりしたうえで特定の企業に染まりきっていないため、教育次第で自社に有用な人材に育成できる年齢であることを評価されるケースも多々あります。

ただし、実務経験がない点は転職後の条件においてマイナスに働くことが多いと考えておく必要があります。20代後半という年齢であっても業種・職種としては新人なので、前職よりも給与などの待遇が下がることは否めません。

人手不足の業界は増えている

帝国データバンクの人手不足に対する企業の動向調査」によると、正社員・非正社員ともに人手不足の割合は増加傾向にあります。

引用:人手不足に対する企業の動向調査(帝国データバンク)

業界別では、IT企業が該当する「情報サービス業界」や「建設業界」、インバウンドによる需要が好調な「旅館・ホテル業界」の人手不足が深刻になっています。

このなかでも特にITエンジニア不足に悩む「情報サービス業界」においては、DXによる堅調な需要拡大によって人手不足が長引くことが見込まれています。

ちなみにITエンジニアは未経験OKの募集も多く出ているため、未経験からでもチャレンジしやすい職種です。また、リモートで働ける企業も多いため、ライフイベントの変化が仕事に影響しやすい女性でも理想の環境を手に入れやすいでしょう。

28歳での転職が難しい・厳しい女性

転職市場における28歳は企業がメインターゲットに据えるほど、ニーズが高いため転職しやすいと言える年齢です。しかし、この背景をもってしても転職が厳しくなる女性もいます。具体的には、下記のような女性です。

直近で具体的にライフステージの変化を予定している女性は、転職市場から嫌煙されがちです。特に妊娠・出産の場合は、産後に一定期間休みを取ることになるため、即戦力による活躍を期待する企業のニーズに添えません。

また、自分の市場価値がよくわかっていない場合、条件だけ見て求められるレベルの高い企業に応募してしまうこともあります。

転職後に安定稼働できない可能性がある人

企業は、事業が滞りなく進むことを目的に中途採用などの人員補充を行うため、安定的に業務に取り組める人材を求めています。そのため、結婚や妊娠・育児などで安定的な稼働が見込めない人は嫌煙されがちです。特に出産を控えている場合は、産後に一定期間の休暇に入ることを考えると、どうしても採用される可能性が下がってしまうでしょう。

逆に言えば、安定稼働が見込めると判断されれば採用される可能性が高まるため、懸念がある場合は状況が落ち着いてから転職活動を行うのがおすすめです。

自分の市場価値がよくわかっていない人

28歳になると、生活の安定などの目的から年収へのこだわりが強くなりがちです。そのため、転職では年収アップを第一目標に掲げ、条件の良い募集に応募してしまう傾向にありますが、企業側が求めるレベルに達していないと採用は見送られます。

企業が提示する年収は、そのポジションや人材に対する期待値の表れです。そのため、まずは自身の市場価値を把握したうえで、同レベルの募集に応募するのがおすすめです。一方で、今回の転職を自身の市場価値を図るための機会とするのは多いにありでしょう。

自分一人では市場価値を知るのは難しいと感じる場合は、キャリアアドバイザーから客観的な意見をもらえる転職エージェントに相談するがおすすめです。

28歳女性の転職事情と傾向

ここからは、28歳の女性がどのような背景から転職を決めているのか、リアルな事情を紐解いていきましょう。28歳を含む20代後半では、約20%の人が離職している一方、約18%の人が入職していることから約4~5人に1人が転職していることがわかります。

この年代の主な転職理由は「労働環境の改善」や「人間関係の改善」です。雇用形態については、約6割が正規雇用で働いている一方、約2割の方はパートや契約社員などの非正規雇用で労働に従事しています。年収の目安は360万円前後が多くなっています。

28歳女性における離職率

厚生労働省の「年齢階級別の入職と離職 令和3年1年間の入職率」によると、25~29歳女性の離職率は、19.2%です。この年代の5人に1人は何らかの理由で離職していることになります。

引用:年齢階級別の入職と離職 令和3年1年間の入職率(厚生労働省)

上記のグラフによると、60代以降を除いて離職率は年齢を重ねるごとに落ち着いていきます。10代から20代前半は離職率が特に高くなっていますが、これは将来性を鑑みて自身の性格や特性に合う仕事を模索し続ける人が多いことを示していると言えるでしょう。

また25~29歳においては、ライフイベントを迎える、または迎えたことをきっかけに転職を考える人も多いため、離職率が高くなっていると推察できます。

状況に応じてベストな仕事環境を求め続けた結果、生涯の仕事に出会う人が増えることで徐々に離職率が減少していると考えられます。

28歳女性に多い転職する理由

厚生労働省の「令和5年雇用動向調査結果の概況」によると、25~29歳の女性の転職理由でもっとも多いのは「労働時間、休日等の労働条件が悪かった」です。そのほかの理由は次のとおりです。

年齢層割合
労働時間、休日等の労働条件が悪かった18.4%
職場の人間関係が好ましくなかった14.8%
仕事の内容に興味を持てなかった9.0%
給料等収入が少なかった7.2%
能力・個性・資格を生かせなかった6.1%
会社の将来が不安だった3.7%

企業からのニーズが高い28歳という年齢は、結婚適齢期である20代後半から30代前半に当てはまる年齢でもあります。多くの女性が結婚、その先にある妊娠・出産を意識しはじめる年齢でもあるため、来るライフステージの変化に備えて働き方を変えようと考えるのも当然でしょう。

また、30代を目前とした28歳は人生最後の転職チャンスとも言える年代です。「生涯働くなら人間関係の良い職場がよい」、「育児中でも助け合える人間関係・職場環境がよい」として、転職活動をする人が多いことがわかります。

28歳女性の働き方の傾向

厚生労働省の「雇用の分野における女性活躍推進等に関する参考資料」によると、25~29歳の女性の就労形態は下記のようになっています。

年齢層割合
正規雇用率60%
非正規雇用率全体約18~19%
パート・アルバイト約12~13%
派遣社員約3%
契約社員約3%

参考:「雇用の分野における女性活躍推進等に関する参考資料」

参考:総務省の「労働力調査」(令和5年)

約6割の女性が、正規雇用として就業している一方で、約2割の女性はパート・アルバイトや派遣社員、契約社員などの非正規雇用として働いています。

正規雇用率は20~24歳から徐々に上昇しはじめ、25~29歳でピークを迎えます。その後は、年齢とともに緩やかに下降していくため、30歳前後を目安にライフステージの変化などにより働き方を見直す女性が増えると考えられます。

28歳女性の平均年収

国税庁の民間給与実態統計調査結果」によると、25~29歳の平均年収は360.7万円となっています。19~39歳までの年代のなかで、25~29歳の年収が最も高くなっているのは、先に紹介した働き方に関係する部分が大きいでしょう。つまり、正規雇用の率が高いことが平均年収の高さに影響していると考えられます。

年齢層平均年収
19歳以下115.9万円
20~24歳256.5万円
25~29歳360.7万円
30~34歳353.1万円
35~39歳347.5万円

しかし、これはあくまで平均です。保有するスキルや転職先の業界・職種にもよりますが、入社後の伸び代を考慮して採用されるポテンシャル採用で未経験職種に就くのか、それとも同業種に即戦力で入社するのかによっても年収は変わってきます。

前者のポテンシャル採用の場合は、平均よりも年収が低くなることもあります。一方で、同業種の場合は平均および現職よりも年収が上がる可能性もあるでしょう。

28歳女性が転職を成功させるポイント

28歳の女性は転職市場においてニーズが高いことは間違いありませんが、何も考えずに転職してしまうと失敗の可能性を高めてしまいます。

これを避けるためには、下記のようなポイントをおさえた転職活動を実施することが大切です。

転職の視点転職成功のポイント
キャリアプランから考える同業種でキャリアアップを図る場合・これまでの経歴と習得してきたスキルを十分に活かせる即戦力としての魅力をアピールする
・現在の環境を捨ててまで別会社に移りたい理由を明確にする
未経験の異業種にキャリアチェンジする場合・教育体制が整っている会社を選ぶ ・異業種を選択した理由を明確に言えるようにする
ライフプランから考える結婚のタイミング・結婚による生活の変化が落ち着いてから転職する
・キャリアプランを明確にしておく
出産・育児のタイミング・育児が落ち着いてから転職する ・出産・育児を予定している場合は、早めに行動する
復職のタイミング・やむおえない事情があるなど、転職理由を工夫する

女性の社会進出が進み、共働きが当たり前となった現代でも、結婚後はまだまだ女性が家事・育児をメインに担うことが多いのが実情です。そのため、女性の場合は転職に際して「キャリアプラン」と「ライフプラン」の両面を考慮する必要があります。

優先順位にもよりますが、たとえばライフプランを優先する場合、引越し先から職場までの距離や、何歳くらいに子どもをもうけたいかなど、プライベートの変化に対応できる職場選びが重要になります。

キャリアプランから考えるポイント

キャリアプランとは、仕事や働き方に関する将来設計です。将来、どのような仕事に就き、どのような働き方をしたのかを考え、その計画に沿って転職の方向性を考えます。

どんどん出世したい、責任の重い仕事を任されたいキャリア志向の人がいる一方で、現場仕事が向いているため、キャリアアップは考えていないという人もいるでしょう。

両者ではキャリアプランは、まったく違うものになります。世間では昇進やキャリアアップを目指すのが当たり前という考えの人もいますが、それはあくまで一般論であり、自身が望む形のキャリアプランを構築するのがベストです。

人の数だけ理想のキャリアプランがあるため、「これが正解」というものはありません。そのため、まずは自分が仕事に対してどのような考えを持ち、どのような姿勢で臨みたいのかを深掘りし、理想のキャリアプランを計画してみましょう。

同業種でキャリアアップを図る場合

現職に不満はないけど環境を変えたい、ステップアップしたいと考えている場合は、次のポイントを意識して転職活動を行いましょう。

28歳の女性が、同業種でキャリアアップを図る場合のポイント
  • 転職先の会社の選び方:現職で不満に思っている点を満たせる企業を選ぶ
  • 面接対策:より活躍できる環境に身を置きたいなど、ポジティブな内容を伝える
  • 転職後の働き方:これまでの経験やスキルを活かしたうえで、転職前と転職先の企業の良いとろころを融合させ、企業に新たな発想をもたらせるようにする

同業種の場合、転職したとしても業務内容に差が出ることはほぼありません。同じポジションならなおさらです。そのため、業務内容以外で不満に思う点を満たせる企業を選ぶ必要があります。

面接時に注意したいのが、現職の不満に思う点をそのまま伝えてしまうことです。ネガティブな内容は他責志向が強い人と捉えられる可能性が高いため、ポジティブな言い方を工夫しましょう。

転職がうまくいったあとは、即戦力でありながらも新人であることは忘れないようにしましょう。業務に慣れている分、前職のやり方を踏襲してしまいがちですが、まったく別の企業であることを念頭に、両企業の良いところをかけ合わせる視点で働くのがベストです。

未経験の異業種にキャリアチェンジする場合

20代前半で主流だったポテンシャル採用は、年齢を追うごとに即戦力採用になっていきます。特に20代後半になると、20代前半から20代半ばに比べてポテンシャル採用の数が減ります。

そのため、伸び代による評価も可能な28歳は、キャリアチェンジの最後のチャンスとも言えます。このチャンスを活かして異業種にチャレンジする場合は、次のポイントを意識しておきましょう。

28歳の女性が、異業種にキャリアチェンジする場合のポイント
  • 転職先の会社の選び方:教育体制が整っている会社を選ぶ
  • 面接対策:興味を持ったきっかけや前職で得た知識・スキルとの親和性が高いなど、熱意を持って伝える
  • 転職後の働き方:「見習い」のつもりで知識やスキルをいち早く吸収できるよう尽力する

異業種にチャレンジする場合は、教育体制が整っているかどうかを重視して会社を選びましょう。右も左もわからない状態で十分な教育を受けられないと、活躍するどころではなくなってしまいます。

面接においては、「業界に興味をもったきっかけ」を明確に言えることが重要です。またあわせて「前職で得た知識・スキルとの親和性が高い」など、未経験でも役に立てることをアピールできると好評価を得やすいでしょう。

ライフプランから考えるポイント

28歳の女性は、結婚や妊娠・出産などのライフステージの変化渦中にいる場合や、直近で変化を予定している人も多いでしょう。そのため、この時期に転職する際にはライフプランも考慮しておかなければいけません。

具体的には「産後も復職しやすい環境の職場に転職したい」や、「子持ちでも独身女性や男性と変わらず、キャリアを積める制度が整っている職場が良い」などです。

特に産後も仕事を続けたいという女性においては、選ぶ会社によって「出産を機に退職を余儀なくされる」など、思い描いたキャリアを実現できないケースもあります。

そのため、既婚女性や子持ち社員に優しい制度やサポートがあるかどうかは、転職の際に重視すべきポイントになります。

結婚のタイミング

厚生労働省の「令和5年雇用動向調査結果の概況」によると、各年代で結婚を機に転職を決めた女性の割合は次のとおりです。

年齢層割合
20~24歳1.6%
25~29歳5.3%
30~34歳2.7%
35~39歳1.2%
40~44歳1.3%

独身時代に一人暮らしをしているか、実家暮らしをしているかによっても度合いが異なりますが、結婚して環境がガラリと変わることで、仕事にも多少の影響がでることが予想されます。

特に独身時代に一人暮らしをしていた場合は、パートナーと分担したとしても家事の負担が増えるため、疲れを持ち越すことにより仕事の効率が下がるなどの悪影響が考えられます。

一方で、希望に満ちた新生活のスタートを切ったことによるやる気の向上や、帰宅を急ぐ気持ちから仕事の効率が上がるケースもあるでしょう。

この段階で転職をする際には、2人の今後を見据えた会社選びが重要です。たとえば今後、出産・育児を予定している場合、パートナーの育休の取りやすさや家事・育児への協力度合いなどを見極めたうえで、時短勤務や急な欠勤が可能かどうかなど、優先順位が決まってきます。

パートナーの年収が高く、一馬力で家計を支えられる場合は、女性側が働き方を変えてパートやアルバイトにシフトするのも選択肢としてありでしょう。

出産・育児のタイミング

厚生労働省の「令和5年雇用動向調査結果の概況」によると、25~29歳の女性で「出産・育児」を理由に転職に踏み切った女性の割合は1.4%です。

年齢層割合
20~24歳0.3%
25~29歳1.4%
30~34歳5.2%
35~39歳2.6%
40~44歳3.7%

28歳が含まれる20代後半は体力的にもまだ若く、仕事と家事・育児の両立もしやすい傾向にあります。しかし、特に子どもがまだ小さい内は、病気をしやすいため安定的な稼働が見込めません。そのため、出産・育児のタイミングで転職活動をしても採用されるのは難しいと考えておきましょう。

転職の成功率を高めるためには、まず安定稼働できる基盤を整えることが先決です。そして転職先に選ぶべきは、働く女性・ママに対する制度やサポートが充実している会社がよいでしょう。

具体的には、厚生労働省による「くるみん認定」や「えるぼし認定」を取得している会社がおすすめです。いずれも女性の活躍を推進している企業を認定する制度のため、出産・育児を経た女性でも理想のキャリアを追求できます。

復職のタイミング

育休中に配置転換されたり、雇用形態の変更を強いられたりするなど、復職のタイミングで転職を検討する女性も一定数いるでしょう。そうした場合は、復職してからでは身動きが取りづらくなるため、育休中から行動するのがおすすめです。

ただし、企業によっては育休中に転職する人に対して良くない印象を抱くケースもあります。その場合は、「仕事と育児の両立が難しかったため」など、やむおえない事情により転職活動をしていることを前面に押し出しましょう。

転職先に選ぶのは、転職を考えた直接的な理由となる原因を満たせる企業です。たとえば、配置転換が理由の場合は、元いた部署やポジションの募集をしている企業です。また、家庭を優先したい場合は、時短勤務やリモートワーク可能など、仕事と育児の両立が可能な育児支援・サポートが充実しているかどうかで企業を選びましょう。

キャリアを諦めたくない場合は、子持ちでもキャリアを築ける指標として、女性管理職が多い企業が有力候補となります。

28歳女性がスキルなしで未経験の仕事に転職するポイント

最後の転職になる可能性があるため、28歳で転職する場合は、「自分がどうしたいのか」に焦点を当てましょう。他人からの評価や比較よりも、自分がどうしたいのかを徹底的に深掘りして、納得のいく転職先を見つけるほうが転職による幸福度が高まります。

そのため、まずはなぜ転職したいのか、転職によって何を叶えたいのかといった自己分析を行うことをおすすめします。

自分自身を過小評価せずに仕事を選ぶ

過大評価も問題ですが、一方で年齢や経歴に対して自分自身を過小評価すると応募する勇気を無くしてしまいます。謙虚な姿勢はとても大切ですが、職場環境やプライベートの充実など、何かしらの理想を叶えるための転職活動なので、自分を必要以上に低く見積もるのは止めましょう。

「30歳手前だから」と年齢に対するネガティブな思考がある場合は、「むしろ30歳手前だから」とポジティブに置き換えてみてください。「誇れる強みがない」場合は、現職の同僚やパートナー、家族など、いつも自分を見てくれている人に意見を求めてみるのもよいでしょう。自分ではわからなかった強みや、短所だと思っていたことが逆に長所に捉えられていることがわかる場合もあります。

自身の価値を正確に把握したうえで、自分の理想と合致する企業を見極めることで転職を成功に導けるでしょう。

他人と比べて自分の将来を決めない

28歳とひと言で言っても、キャリアのあり方は人それぞれです。また仕事に対する考え方も多様なため、他の人や一般論で自分の将来を決めるのは危険です。

たとえば、キャリア志向の人は近い将来から遠い将来まで具体的なキャリアプランを考えていることも多いでしょう。だからといって、キャリア志向が低い人が、「それに比べて私は・・・」と思う必要性はどこにもありません。

なぜなら、理想とするキャリアプランは人それぞれ異なって当然であるためです。ライフプランにおいても同じことが言えます。子どもを産んでもバリバリ仕事をしている人もいれば、時短勤務やパート・アルバイトなど、働き方を変える人もいます。

何を最優先にするかは、その人や家族の意向次第なので、他人と比べて転職先を決めたり、働き方を決めたりするのは止めましょう。向き合うべきは自分の心と、家庭がある人の場合は家族の将来です。

具体的なスキルよりも得意なことや好きなことを突き詰める

未経験業種へのチャレンジにおいて、スキルや強みがないと悩む場合は、得意なこと、好きなことに焦点を当ててみることをおすすめします。

20代後半からは即戦力採用が主流となるため、スキルや能力が重視されるとお伝えしましたが、たとえば営業力や特定の資格を保有しているなどの具体的なスキルだけが強みとは限りません。

「人と対面でコミュニケーションを取るのが好き」や「裏方で淡々と業務をこなすのが得意」、「計算が好き」など、得意や個性も十分強みになります。

むしろ長期的な目線で仕事やキャリアを見据えると、得意なことや好きなことを継続できる環境の方が長続きやすいし、高いパフォーマンスを発揮できます。そのため、強みを探す際には、自分の個性や得意なことにも注目してみることをおすすめします。

未経験・スキルなしでも採用されやすい仕事を選ぶ

求人のなかには、「未経験OK」や「スキルなし歓迎」などと記載があるものもあります。特に人手が足りていないIT業界や、スキルがなくても取り組みやすい営業職や事務職などに多い傾向があります。こうした業界・職種を選ぶことで、未経験・スキルなしでも転職を成功させやすくなるでしょう。

事務職:ワークライフバランスを重視する女性におすすめ

書類の作成・処理、管理をはじめ、データ入力や来客応対・電話応対など、事務作業全般を担う事務職は、基本的に定時上がりで土日祝日が休みであることが多いため、ワークライフバランスを重視する女性におすすめです。また、座り仕事で体力面の心配も少ないことから長く続けられるため、特に女性からの人気が高い職種です。

事務職とひと言で言っても一般事務や営業事務、経理事務など、さまざまな種類があります。経理や法務などなかには専門知識が求められるものもありますが、一般事務や営業事務などであれば特別な資格は不要で未経験からでもチャレンジしやすいでしょう。

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ITエンジニアやWebデザイナー、Webライター、Webマーケターなど、Webに関連する職種も未経験・スキルなしでも挑戦しやすい仕事です。特にITエンジニアはDX推進の影響もあり、今後さらに需要が拡大することが見込まれるため、手に職付けるという意味でもおすすめです。

方法やアプローチが違っても基本的には一つのものを作りあげる仕事なので、創作活動が好きな人に向いています。一方で、作業は黙々と行うことが多いため、集中して作業を行うのが苦手な人は向かないことが多いでしょう。

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これに対して、コミュニケーションが苦手な人やノルマに対するプレッシャーに耐えられない人、のんびり仕事したい人には向かない仕事と言えます。あらゆる業界で必要な職業なので、業界選びには困りませんが、特に化粧品や食品、人材派遣など女性らしい視点が活かせる業界を選択すると、女性でも活躍しやすいでしょう。

【セールス職で働く女性の口コミ・評判】

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手に職をつける仕事を選ぶ

28歳は、これからライフイベントを迎える人も多く、その影響でキャリアが左右される可能性も十分にあります。しかし、手に職を付けておくことで、ブランクがあっても復帰しやすかったり、フリーランスやリモートワークなど働き方の選択肢が広がったりします。

そのため、未経験の職種・業界に転職する場合は、将来的な働き方も考えて手に職がつく仕事を選ぶのがおすすめです。具体的には先にも挙げたITエンジニアなどは需要が高く、また働き方の柔軟性も高い仕事です。

ほかにも、いつの時代でも必要とされる職業として、行政書士や宅地建物取引士などがあります。手に職を付ける方法やおすすめの仕事については下記の記事で詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。

転職エージェントを活用する

転職サイトやハローワークなど、転職先を探す方法は複数ありますが、なかでも未経験・スキルなしで転職に挑む場合は転職エージェントの活用がおすすめです。転職エージェントでは、キャリアアドバイザーによる転職活動のサポートが受けられます。

具体的には、求職者の特性を考慮して最適な求人を紹介や面接対策、日時の調整、就業時の給与交渉などを行ってくれます。スキルの有無に関係なく自力で活動するよりも良い条件での転職が期待できるため、未経験・スキルなしでの転職は転職エージェントを積極的に活用していきましょう。

28歳女性におすすめの転職先の探し方

最後に、28歳女性におすすめの転職先を探す方法を紹介します。

方法メリットデメリット
転職エージェント・選考対策のサポートを受けられる ・自分の客観的な市場価値を計れる・自分のペースで活動を進めづらい ・担当者によってサポートの質が異なる
転職サイト・自分のペースで転職活動ができる ・求人数が多く、幅も広い・自力で求人を探す必要があり、時間がかかる

特におすすめなのが、転職エージェントの活用です。28歳は転職市場で価値の高い年齢ではありますが、30歳手前であることもあり、転職に不安を抱えている人も多いでしょう。

また、ライフステージの変化による転職活動への影響も心配です。転職エージェントではこうした悩みと寄り添い、また理想とする働き方・条件を洗い出したうえで最適な求人を紹介してくれます。

転職サイトを活用するのもありですが、1人での転職活動は不安が付きまといます。場合によってはなかなか合格がでない状況に落ち込み、転職自体を諦めるケースも出てくるでしょう。

転職エージェントの場合は、キャリアアドバイザーが求職者の特性と企業のニーズを考慮して最適な求人を紹介してくれるため、選考も進めやすい傾向にあります。また、求人紹介はもちろん、選考対策、企業との労働条件の交渉なども含めて転職が決まるまでキャリアアドバイザーが伴走してくれるため、途中で挫ける可能性が低く、転職を成功させやすくなります。

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転職サイト

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一方で、企業選びから選考対策、就業条件の交渉など、すべての転職活動を自分一人で行う必要があるため、入社まで走りきる体力・精神力がないと途中で転職を断念する可能性が高くなります。そのため、一人での転職活動が不安な人や、早めに転職先を決めてしまいたいという人は転職エージェントとあわせて活用してみるのもありでしょう。

転職サイト、転職エージェントのどちらの方法にしても、転職を成功に導くためには企業の内情まで把握したうえで入社する必要があります。そのため、企業選びの段階で実際に就業している女性の口コミや評判を把握することが大切です。「SHEHUB」では、実際に働いている女性の口コミを掲載しています。HPや求人情報からではわからないリアルな口コミ・評判を確認できるので、転職先選びの参考にぜひ利用してみてください。

まとめ:28歳女性でも転職チャンスは十分にある!

女性は男性よりもライフステージの変化の影響を受けやすいため、キャリアにおいては20代後半になるとどうしても年齢的な部分が気になりはじめます。しかし、28歳は社会人経験が豊富でそれなりのスキル・能力を有していることから、安定的な稼働が見込めれば女性であっても不利になることはないでしょう。

ただし、入社後に女性が活躍できるかどうか、ワーキングマザーが働きやすいかどうかはしっかりとチェックしておく必要があります。特に同じ女性社員のリアルな口コミが参考になるので、気になる企業が見つかったらSHEHUBで実情をチェックしておきましょう。

女性の企業口コミ投稿サイト「SHEHUB」
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一つひとつの口コミを丁寧に審査し、働く女性に価値ある情報を厳選してお届けします。

「求人情報や企業ホームページだけではリアルな職場環境がわからなくて不安」という方は、職場環境や働いている人の満足度、復帰後の仕事の状況など、女性社員の本音を探し、就職活動・転職活動に役立てましょう。    
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この記事を書いた人

SHE HUBのコラムは、女性社員に特化した口コミを掲載する口コミ投稿サイトを運営する株式会社ドットアイ(本社:東京都、 代表取締役社長:大崎 恵理子)が制作しています。